職場での女性リーダー育成を目指して
日本の女性管理職比率は 10 %前後に留まり、108 の国で 96 位となっています。これは 2020 年までに女性管理職比率を 30% にするという政府の掲げる目標とは大きくかけ離れた結果です。
Womenwill Lead はこの状況を改善するため、女性たちがキャリアアップに関する情報を共有しあい、人脈を広げて自身のキャリア構築につなげるためのワークショップの開催を軸として活動しています。
事例:広告業界対象のワークショップ
日本の広告業界には女性リーダーが 10 %以下しか存在しません。社員は「オーバーワーク」「母親には向かない」という広告業界のイメージと対峙しています。また企業側も人材の確保に問題をかかえています。ライフステージの変化による退職を食い止めたいと考える企業も多いものの、どのように変えるべきであるかというノウハウがないのです。
これらの状況を受け、第一回のワークショップは広告業界で将来の女性リーダーを志す女性と人事担当者を対象に開催。実際に広告業界で活躍する女性リーダーによるセッションやパネルディスカッションを行ったあと、「女性リーダー育成のために自分たちが今日からできること」を考えるワークショップを実施しました。

日本の女性リーダーに必要なものとは?
第一回ワークショップには約 100 名の女性が参加しました。参加者からは「なによりも女性のモチベーションの維持が大事だと気づいた」という声があがるなど、日本で女性リーダーとして活躍する、活躍してもらうためのヒントを共有しあうワークショップとなりました。
私たちは今後もさまざまな業界を対象に、日本で活躍する女性リーダー育成のためのワークショップを展開していく予定です。

自分の会社の一番の課題は、女性社員にまずは「リーダーになりたい」というモチベーションを持ってもらうことそのものだと気づかされました。
同じ業界の他のかたも同じようなことを課題として感じていたことが分かりました。そして、その課題に対して同じ目線で改善策を考えられたことがとても有意義でした。まずは上長に共有することから始めたいと思います。
パネルディスカッションで、同じ業界の女性たちと話、同じ悩みを共有できたのがよかったです。女性がみんな悩みはあっても言わない…良いアイディアがあっても言わない…というのは会社だけでなく、業界や日本社会全体の課題なのかもと感じました。
現役の女性リーダーの皆さんのお話はとても参考になりました。自分にとって何が大切で何を選択していくのか考えるきっかけになりました。
男性が多い会社で肩身は狭いですが、周りを巻き込み女性目線での意見をどんどん言っていこうと思うことができました。
— 参加者の声より