女性起業家支援

インドネシアでは、中小規模ビジネスの経営者の 43%女性ですが、国内 GDP に対する女性起業家の寄与率はわずか 9%推計されています。オンライン、オフラインのワークショップ研修を通じて、テクノロジーを活用してビジネスを拡大、成長させる方法を学ぶインドネシアの女性起業家が増えています。

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アントレプレナーシップ・インドネシア・プログラムは、オンライン・オフライン両方において、女性を対象にデジタルマーケティングスキルについての研修を行なうプログラムです。2017 年には 8,000 人の女性がインドネシアの 6 都市において、Womenwill の研修に参加しています。 さらに、インドネシアの 10 都市では、女性がガプラ・デジタルというプログラムに参加できます。無料の研修プログラムで、女性がオンラインツールを使って自分の事業を成長させられるようサポートしています。毎週、新しいビジネストピックについて学び、フォーラムで事業経営者たちがアイディアをディスカッションできるようになっています。また、 Google の無料スマホアプリ「プライマー」では女性事業経営者が Womenwill が監修したレッスンを見て、マーケティングスキルについて学べるようになっています。

インドネシアにおける女性経営者によるビジネス

インドネシア経済は小企業によって支えられており、インドネシアの多くの女性は、小企業経営を経済的な自由への足掛かりと捉えています。現在インドネシアの小企業の経営者の 43 %は女性です。しかし、この多くは小規模あるいは零細企業で、インドネシアの GDP の 9 %を担うに過ぎません。

規模が小さいのは、これらの会社がインターネットをじゅうぶん利用できていないことも一因です。Google とデロイトによる 2015 年の調査では、オンライン上に存在している会社のほうがオフラインで運営している会社より 80 %も収益成長率が高いことが明らかになっています。しかし、女性実業家のうち、事業にテクノロジーを採り入れていると回答した人は半数以下に留まっています。

女性起業家支援プログラムについて

アンドレプレナーシップ・インドネシア・プログラムは、オンライン、オフラインの双方で女性に対しビジネスとデジタルマーケティングのスキルアップを支援するプログラムです。

2017 年に、女性実業家を一堂に集めるため、Womenwill 会議をジャカルタ、バンダン、スラバヤ、サマラン、バリ、マカッサルで開催しました。会議には 8,000 人以上の女性が参加し、それぞれ刺激し合い、知識を交換し、事業を成長させるためにはどうデジタルツールを使うべきかについて学びました。マッキンゼー、ワニタ・ウィラウサハ・フェミナ、カーティニ、インドネシア女性実業の会(The Association of Indonesian Business Women: IWAPI)、女性のリーダーシップによる家庭エンパワメントプログラム(PEKKA) X、Google ビジネスグループなど地元の各パートナーの支援を得て、この会議をより多くのインドネシアの都市に広げようとしています。

会議は 3 セッションから成り、以下のことをカバーしています。 インスピレーション: 事業で成功している女性たちが、どうやって事業を育てたか、成功のヒント、事業を育てるためのデジタルツールやデジタルスキルの使い方のアイディアなどを交換します。 教育:事業を営む女性にとってなぜ、事業をオンラインで展開することが大切なのか、また、Google マイビジネスやガプラ・デジタルなどのツールの利用方法について紹介します。 コミュニティ:女性事業家が仕事でもオンライン上でも共に学び成長していくための場所として、Google ビジネスグループ(GBG)をどう利用していけるかを学ぶセッション。

Womenwill 会議のほかにも、ガプラ・デジタルを 10 都市で開催しています。ガプラ・デジタルは無料の研修プログラム。女性がオンラインツールを使って事業を成長させられるよう支援しており、毎週、デジタルトレンドからウェブサイト構築まで、さまざまなトピックについて学びます。また、小事業者がそれぞれの体験を語り、互いに学び合えるディスカッション・フォーラムも開催しています。

最後に、Google の無料スマホアプリ「プライマー」を使ってマーケティングスキルを学ぶことを女性の皆さんにお勧めします。 そこでは、Womenwill が監修しているレッスンを紹介しています。

事業を成功に導くデジタルツール

インドネシアでは、女性が事業を運営したり成長させるうえで、ガプラ・デジタル・プログラムやプライマーアプリなどWomenwill のデジタルツールが役立っています。

マリアーニ・「メメ」・ウィジャヤディと彼女の夫は、働いていた会社が破産したので、自分たちで事業を始めることにしました。立ちあげたのは、オンラインで花の売り手と買い手を結びつけるビジネス、メメ・フローリスト。メメ夫妻はまず、地元の花屋さんたちに、サイトに参加してくれるよう説得して回りました。「住んでいる町でないところからも買い手がつくのよ、と説明しました」とメメ。「それから、ウェブサイトはウェブ上のお店で、24 時間営業だと説明しました」。

メメ・フローリストは現在、50 の都市に 200 のパートナーを抱える事業に成長。デジタルツールがあったおかげでメメは多くの資金がなくとも事業を始めることができました。また、家族のための時間も確保しながら、スマホ一つで事業を運営できるのです。「ビジネスは、夢を持つことから始まります」とメメ。「インドネシアの女性も夢に向かう勇気を持たなければなりません。」

ノヴァ・デウィ・セティアブディ・マトヴァニと夫は、昔ながらのインドネシアの飲み物ジャムーを出すカフェ、スウェ・オーラ・ジャムーを 5 年前に開店。ノヴァは言います。「女性の起業家としては最初の一歩が一番大変でした。最後になってやっとやろうという自信ができました。他の女性にも、最初の一歩を踏み出す勇気を持ってほしいと思います。」

ノヴァは新しく、若者がつながり、音楽を楽しんだり、映画を一緒に見たり、美術展を見たりできるジャムーバー「パビリオン 28」をオープン。デジタルツールで事業を宣伝したり、顧客との連絡をとっています。Womenwill でデジタルスキルを学んだことで、ノヴァは他のインドネシアの女性にも、起業にチャレンジしてほしいと思っています。「女性が頑張っているのを見れば、お互い励みになります。女性同士、前に進み、より自立し、より自分の時間が持てるように、励まし合えるのです。」 起業には多くの困難や問題が伴うことは承知のうえで、ノヴァは言います。「とにかく前に進んで、粘り、あきらめないことです。」

各プログラムのホームページを見て、参加者の生活がどのように改善されたかご覧ください。

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