日本

日本では、まだまだ女性が家事を担うことが一般的です。アジア太平洋地域(APAC)各国と比較しても、日本人女性のほとんどが前年と比べてワークライフ バランスは改善されていないと感じています。また、25~34 歳の女性のうち就労意欲がまったくない人の割合も、他の国の女性に比べて高くなっています。

リサーチのまとめ

インターネットを利用している日本人女性の大半は毎日インターネットを使っています。情報検索、メール、ニュースのチェックはしていますが、仕事のためのオンライン ツールやリソースは十分に活用していません。

家事や子育ては主に女性が担っていることから、ワークライフバランスはフルタイムの女性にとっては大きな課題です。生産性を上げるオンラインツールを使うことでより多くの女性に就労の機会が増えると考えられます。

オンライン学習に一番興味を示したのは働く母親でした。そのことが、新しいスキルをオンラインで学習し、テクノロジーによって生活を向上させたいという彼女たちのモチベーションをさらに高めるきっかけとなっています。

インターネットの利用

日本ではインターネット利用者のほぼ全員が毎日男女を問わずインターネットを使っています。しかし、APAC 地域の利用者に比べて、オンライン活動の種類が限られています。

どのくらい頻繁にプライベートでインターネットを利用していますか?
女性 男性
韓国 100% 95%
日本 99% 99%
マレーシア 99% 98%
オーストラリア 97% 95%
タイ 96% 95%
ベトナム 95% 93%
フィリピン 64% 60%
インド 52% 62%
インドネシア 48% 61%
対象: インターネット利用者
毎日行うインターネットでの活動の数
女性 男性
日本 6.2 6.8
APAC 11 12

若い女性は日々のオンラインの活動の種類が多く、種類の数は年齢が上がるごとに減っています。

インターネットでの活動はどのくらい頻繁に行っていますか?
年齢層 女性 男性
18-29 8.4 7.6
30-39 6.3 6.4
40-55 4.8 6.7

他の地域の女性に比べて日本の女性は情報検索、メール、ニュースのためにインターネットを使用していますが、仕事のためのオンライン ツールやリソースは十分に活用していません。

日々のオンラインでの活動
活動 APAC 日本
検索エンジンの利用 61% 73%
メール送受信 58% 74%
ニュース、天気、スポーツ、記事のためにサイトやアプリを利用 43% 51%
文書作成・共有 22% 8%
ビデオ通話 18% 6%

仕事

日本の女性は APAC の他地域に比べてフルタイムよりもパートタイム勤務を希望する女性の割合が多くなっています。

5 年後にはどのような仕事をしていたいと思いますか?
組織でフルタイム勤務 組織でパートタイム勤務 自営 無職 わからない
日本 39% 22% 6% 20% 13%
オーストラリア 48% 19% 19% 5% 9%
韓国 61% 10% 14% 3% 12%
対象: 25~34 歳

女性は誰にも均等に就業の機会が与えられるべきだと考えていますが、現実にはそうでないと考えています。

以下の記述に当てはまる人の割合
性別にかかわらず就業の機会が平等にあるべき 日本 APAC
女性 65% 85%
男性 58% 80%
性別にかかわらず就業の機会が平等にある 日本 APAC
女性 33% 69%
男性 41% 72%
対象: 全員

APAC の他地域に比べて日本の人、特に男性は、男女が家事や子育てを分担すべきと考えていません。

以下の記述に当てはまる人の割合
男女ともに子育てを分担すべき 日本 APAC
女性 69% 86%
男性 57% 80%
男女ともに家事を分担すべき 日本 APAC
女性 67% 85%
男性 58% 78%
対象: 全員

女性の方が多く、家事や子育てを主として自分が担っていると回答していますが、男性は家事や子育てを自分も分担していると感じているようです。

子育てを主に担っているのは誰ですか?
自分 パートナー/配偶者 自分とパートナーで分担 その他
女性 71% 10% 19% 0%
男性 20% 37% 40% 3%
対象: 子持ちの既婚者
家事を主に担っているのは誰ですか?
自分 パートナー/配偶者 自分とパートナーで分担 家族
女性 87% 8% 4% 0%
男性 7% 64% 28% 1%
対象: 既婚者

ここ 1 年でワークライフ バランスが改善したと回答した女性は少数でした。

1 年前と比較して今はワークライフ バランスが改善したと感じますか?
良くなった 変わらない 悪くなった わからない
日本 15% 53% 17% 15%
APAC 33% 48% 13% 6%
対象: 雇用されている女性

働く母親は仕事を探すにあたって、勤務時間がフレキシブルな仕事を求めています。

仕事を選ぶ上でフレキシブルな勤務時間が重要と答えた人の割合
  • 女性:27%
  • 男性:12%
  • 働く母親:42%
対象: 全員

日本の就業者は他の同様な地域の就業者に比べてワークスタイルをより柔軟にするテクノロジーに対する興味が低く、実際使う率も低くなっています。

仕事でのビデオ会議について、どの程度関心がありますか?
日本 韓国 オーストラリア
知っている 48% 69% 84%
興味がある 21% 34% 37%
利用している 15% 13% 25%
対象: 有職者、および以前働いていた人
仕事でのファイル共有について、どの程度関心がありますか?
日本 韓国 オーストラリア
知っている 42% 74% 72%
興味がある 30% 49% 49%
利用している 22% 35% 34%
対象: 有職者、および以前働いていた人

オンライン学習

仕事でのテクノロジー利用に対する関心が低いだけでなく、日本ではオンライン学習への関心も低い結果になっています。

女性 男性
ベトナム 76% 72%
タイ 69% 70%
マレーシア 52% 54%
韓国 50% 42%
インド 49% 54%
インドネシア 49% 48%
オーストラリア 48% 43%
フィリピン 33% 34%
日本 18% 26%

男女ともにオンライン学習の障壁は費用と答えていますが、子供のいる女性は時間のなさがより大きい問題だと答えています。

以下のうちオンライン学習をしたくないと思う理由はどれですか?
値段が高い 男性 女性 母親
28% 31% 38%
学習の時間がない 男性 女性 母親
18% 30% 42%
対象: オンライン学習に無関心の人

日本人、中でも女性は、インターネットはフォーマルな勉強よりも気軽な知識習得に向いていると考えています。

以下の記述に当てはまる人の割合
女性 男性
インターネットは料理のレシピのような気軽なものを学ぶのに最適な場所だ 67% 55%
インターネットはコース受講のようなフォーマルな勉強をするのに最適な場所だ 43% 45%

オンライン学習に対する女性の関心は低いものの、働く母親は関心が高く、フォーマルな学習と気軽な勉強のいずれに関してもやってみたいという気持ちが強いようです。

以下の記述に当てはまる人の割合
オンライン学習がしたいと思う 女性 母親 働く母親
18% 22% 28%
以下のうち、今後 5 年以内に取り組んでみたいものはありますか?
趣味や関心事について学ぶためのコース受講 女性 母親 働く母親
Yes 11% 17% 24%
高等教育のためのコース受講 女性 母親 働く母親
Yes 28% 32% 40%
キャリアアップやビジネス開発のためのコース受講 女性 母親 働く母親
Yes 17% 21% 30%
対象: 全員

オンライン学習をする上では、実用的なスキルを身につけることが一番の目的のようです。女性は自己実現や自信を付けたりすることを目的にしているのに対し男性は知識を深めることを目的にする人が多い傾向にあります。

オンライン学習に期待する主な成果は何ですか?
女性 男性
実用的スキル 55% 52%
自己実現 45% 27%
自信をつけたい 44% 29%
知識 25% 43%
対象: オンライン学習に関心のある人

男女ともにオンラインでビジネスについて学ぶことに興味を示しています。

オンラインで学習してみたいと思うのはどれですか?
  • 女性
    • ビジネス:1
    • 健康、栄養:2
    • 美容:3
  • 男性
    • ビジネス:1
    • 運営管理:2
    • ファイナンス:3
対象: オンライン学習に関心のある人

Womenwill では、男女格差の問題に取り組むため、テクノロジーの普及を後押しし世界中にコミュニティを広げています。

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