インドネシア

インドネシアのインターネット利用の特徴は、女性と男性とで関心分野がはっきりと分かれていることです。女性がプライベートな話題を好むのに対し、男性はビジネス情報を求めています。オンライン教育を通じてスキルを得ることの重要性は男女ともに認識していますが、男性と比べて女性の方がオンライン教育を受講することで自信をつけたいと望んでいる傾向にあります。

リサーチのまとめ

インドネシアの女性は男性よりインターネットの利用率がずっと低いものの、3 人に 1 人はもっと使いたいと答えており、モバイルでの女性のアクセスもここ数年で急伸しています。インドネシアの女性にとってインターネットはコミュニケーションが主であり、家族や和を大事にする価値観を裏付けるものとなっています。

また、自信をつけスキルを磨くためにもオンライン学習には興味があるようです。長時間労働などの仕事のストレス、さらに家事や子育てをしても認められないことから、多くのインドネシア女性が自営にチャンスがあると考えています。また、オンライン学習のメリットにも目を向けています。デジタル教育によって女性が家事もこなしながらビジネススキルを身につけられるようになるかもしれません。

インターネットの使用

他の国に比べ、インターネットを日常的に使う女性の比率は低くなっています。

女性 男性
韓国 100% 95%
日本 99% 99%
オーストラリア 97% 95%
タイ 96% 95%
フィリピン 64% 60%
インド 52% 62%
インドネシア 48% 61%
対象: インターネット利用者

インドネシアの女性でインターネットを利用している人のうち 3 人に 1 人はもっと使いたいと考えていますが、求めるものを探すのが難しい、自分に関係のあるコンテンツがないという問題があります。

どうしたらインターネットをより頻繁に利用したり、インターネットでもっと多くのことができるようになると思いますか?
  • 求めるものをインターネットで探すのがもっと楽だったら:52%
  • もっとインターネットに自分の興味に合うものがあったら:45%
  • もっと自由な時間があったら:44%
対象: 女性のインターネット利用者

インドネシアでは、モバイルを利用する女性の数が急速に増えています。

以下のうち、普段どれをインターネットに利用していますか?
スマートフォン ノートパソコン デスクトップ パソコン
2014 72% 22% 10%
2017 93% 11% 4%
対象: 女性のインターネット利用者

すべての年齢層で最もよく使われている端末はスマートフォンです。

以下のうち、普段どれをインターネットに利用していますか?
スマートフォン パソコン
18~29 歳 93% 17%
30~39 歳 90% 8%
40~55 歳 95% 16%
対象: 女性のインターネット利用者

インドネシアでのインターネットの主な用途は、ソーシャル ネットワークや、メッセージ アプリを使ったコミュニケーションです。自己啓発や学習用のツールとしてはあまり利用されていません。

日々のインターネット アクセス
  • SNS:45%
  • 学習:15%
対象: 女性のインターネット利用者

数年前に比べて、最近の女性はより重いデータを扱っているので、通信量の心配は少なくなっているようです。このため、動画や高画質の写真といったリッチ フォーマットのコンテンツをアップロードできるようになってきています。

日々のオンライン行動のトップ 3 は 2014 年から上昇傾向にあります。
行動 2014 2017
動画、写真、音楽のアップロード 6% 16%
音楽やラジオの視聴 6% 15%
ビデオ通話 2% 10%
対象: 女性のインターネット利用者

暮らし

インドネシアの男性は、男女の平等について仕事と家庭で異なる見解を持っています。男性と女性のどちらも家事と育児は夫婦で分担すべきだと考えていますが、仕事となると、働く母親を支持する男性が多いとは言えません。

以下の記述に当てはまる人の割合
男女ともに子育てを分担すべきだ インドネシア APAC
女性 90% 86%
男性 86% 80%
母親になってもフルタイム勤務を継続できるべきだ インドネシア APAC
女性 63% 77%
男性 56% 69%
対象: 全員

家事と育児は主に女性が担っています。

子育てを主に担っているのは誰ですか?
主な子育ての責任分担 自分 パートナー・配偶者 自分とパートナーで分担 家族
女性 82% 4% 13% 1%
男性 6% 72% 20% 2%
対象: 子持ちの既婚者
家事を主に担っている人は誰ですか?
主な家事の分担 自分 パートナー・配偶者 自分とパートナーで分担 家族 ヘルパー
女性 90% 2% 5% 2% 1%
男性 8% 82% 6% 3% 1%
対象: 既婚者

インドネシアの女性は、他の APAC 地域の女性と比べて、家庭、調和、協調を重視しています。

以下の記述に当てはまる人の割合
APAC インドネシア
自分が家族や友人のようになれることは大切だ 57% 80%
家族が誇らしく思ってくれるかどうかによって決断を下している 66% 82%
周囲の人間も私と同様に人生で前進できるよう配慮するのは自分の役割だ 60% 71%
対象: 女性

仕事

インドネシアでは、企業や組織でフルタイムで働きたい女性は男性と比べてはるかに少ない一方で、多くの女性が自営の仕事に関心を持っています。家庭を非常に大事にするインドネシアの女性にとって、自営業は家族の期待と仕事を両立させるための 1 つの手段になり得るのです。

5 年後にはどのような仕事をしていたいと思いますか?
組織でフルタイム勤務 組織でパートタイム勤務 自営 無職 わからない
女性 9% 8% 39% 31% 13%
男性 41% 12% 41% 0 6%
対象: 25~34 歳

インドネシア女性のうちインターネットを利用している人のほうが利用していない人より働く意志(自営業を含む)が高いことがわかりました。

5 年後にはどのような仕事をしていたいと思いますか?
あらゆる雇用形態 自営業
インターネット利用者 61% 42%
非インターネット利用者 49% 35%
対象: 25~34 歳の女性

インターネットを利用している女性は自分の仕事について、スキルから将来のキャリアに至るまで、より自信を持っています。

以下の記述に当てはまる人の割合
非インターネット利用者 インターネット利用者
就きたいと思っている仕事に足るスキルがある 53% 67%
将来のキャリア計画がある 50% 73%
自分ができる仕事はたくさんある 34% 57%
対象: 女性

自営業を営みたいと思っている女性は職場文化についてあまり楽観的でありません。このため自営業を始めたいと思っているのかもしれません。

以下の記述に当てはまる人の割合
会社勤務を希望 自営業を希望
私は仕事に関して公平な評価、待遇を受けている 60% 48%
将来は勤務時間が短くなるだろうと思っている 66% 55%
私ができる仕事はたくさんある 57% 50%
対象: 自営業を希望する女性と会社勤務を希望する女性

オンライン学習

インドネシアの女性の 30% 以上がオンライン学習に関心を持っています。その中でも特に関心度が高いのは、自営業を望んでいる女性のインターネット利用者です。

オンライン学習の利用を検討している人の割合
  • 女性:33%
  • インターネット利用者の女性:49%
  • インターネット利用者で自営業を望んでいる女性:53%
対象: 女性

オンラインで学習してみたい分野は男女で異なります。男性は主にビジネスやテクノロジーに関心を持っていますが、女性は美容やファッションといったテーマを好む傾向にあります。

オンラインで学習してみたいと思うのはどれですか?
  • 女性
    • 美容:1
    • ファッション:2
    • 健康、栄養:3
  • 男性
    • ビジネス:1
    • エンジニアリング:2
    • IT:3
対象: オンライン学習に関心がある女性のインターネット利用者

オンライン学習を通じて実用的なスキルを身に付けたいという考えは男女共通ですが、女性の場合は、自信をつけたいという目的も多くなっています。

オンライン学習の目的
女性 男性
実用的スキル 48% 57%
自信をつけたい 48% 28%

Womenwill では、男女格差の問題に取り組むため、テクノロジーの普及を後押しし世界中にコミュニティを広げています。

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