インド

インドの女性をインターネットから遠ざけている最大の障壁は、インターネットがもたらす利点に関する認識不足です。インターネットを利用していないと答えた女性のうち 31% が、その理由として「インターネットに興味がないから」と回答しました。しかし、インターネットを利用している女性は利用していない女性に比べ、将来を楽観し、自律的に生きているという調査結果が出ています。

リサーチのまとめ

インドでインターネットを使っている女性は使っていない女性よりも自立しており、楽観的で、家の外でも活動的です。一般的に、インターネットを勉強のための素晴らしいツールと考えており、家族や友人から認められるために勉強をすることも多い傾向にあります。

女性がインターネットにアクセスしない最大の理由は、自分に関係するコンテンツがないという考えからです。女性にとって家事や子育てが未だに大きな責任であるため、自由な時間が足りないのも障壁になっています。しかしインターネットを利用していない女性の 3 人に 2 人は将来使いたいと思っており、近年ではその関心度も高まっています。きちんと受講してインターネットについて学ぶよりも、仲間と一緒にカジュアルな雰囲気で学んだり、自分で勉強したいと思う傾向にあります。

インターネットへのアクセス

インドの女性のインターネットへの関心はここ数年で大きく高まっています。現在インターネットを使っていない女性のうち 3 人に 2 人は将来使いたいという気持ちを示しています。

インターネットについてご存知の範囲で、将来どのくらい使ってみたいと思っていますか?
とても・非常に 比較的・少しは まったく関心がない
2014 22% 28% 50%
2017 21% 45% 34%
対象: 非インターネット利用者(女性)

インドの人がインターネットにアクセスするのを阻む主な原因は、生活に関係あるコンテンツがないという認識と、自由な時間が少ないことです。また、女性は家族や友人と過ごす時間のためにインターネットをする時間が限られています。

非インターネット利用者の障壁トップ 3
  • 女性
    • インターネット上の情報に興味がない:1
    • 時間がない:2
    • それより家族や友人と共に過ごしたい:3
  • 男性
    • 時間がない:1
    • インターネット上の情報に興味がない:2
    • 仕事にインターネットが必要ない:3
対象: インターネットの使用に興味を示した非インターネット利用者

将来インターネットを利用したいとした人はきちんと受講するより、自習するか知り合いから学びたいと感じています。

インターネットについてはどのように学びたいと思っていますか?
友人や家族から 49.8%
自習 43.2%
集団授業 6.5%
個人指導 2.0%
対象: インターネットの使用に興味を示した非インターネット利用者

インターネットを利用している女性に比べ、利用していない女性はインターネットで情報を得るメリットをあまり感じていません。

以下の記述に当てはまる人の割合
%そう思う/非常にそう思う 非インターネット利用者 インターネット利用者
世界の他の地域について知ることはインターネットの大きなメリットの一つだと思う 66% 87%
どこからでも簡単に情報にアクセスできることはインターネットの大きなメリットの一つだと思う 69% 89%
対象: 女性

非インターネット利用者はオンラインでの活動のうち、情報収集よりも SNS や娯楽により興味を示す傾向にあります。

インターネットにアクセスできるとしたら何がしたいですか?
  • SNSサイト:34%
  • 動画やテレビ:30%
  • ゲーム:26%
  • 検索:16%
  • ニュース:14%
対象: インターネットを使いたいと思っている非利用者(女性)

生活

インドの女性は世間からどう見られているか、周囲に溶け込めるかを気にしています。

以下の記述に当てはまる人の割合
APAC インド
世間に評価を下されると感じる。 49% 79%
自分が家族や友人のようになれることは大切だ。 57% 84%
対象: 女性

女性のうちインターネット利用者は家の外での社会的活動により価値を置いており、非利用者よりもロールモデルや仲間がいることが分かりました。男性にはこの差は見られません。

以下の記述に当てはまる人の割合
家庭以外に社会的に活動することは大切な活動だ。 インターネット利用者 非インターネット利用者
女性 86% 78%
男性 79% 78%
自分の住んでいるコミュニティには自分に気づきを与えてくれる女性がいる。 インターネット利用者 非インターネット利用者
女性 87% 77%
男性 78% 76%
共通の関心事により共に過ごす仲間がいる。 インターネット利用者 非インターネット利用者
女性 84% 74%
男性 83% 83%
対象: 女性

インターネットを利用している女性のほうが将来に対し楽観的であり、かつ自分で決断を下せる傾向があります。

以下の記述に当てはまる人の割合
非インターネット利用者 インターネット利用者
私の未来は大きく開けている。 76% 85%
自分にとって何が良いかを他人に一切相談せずに決められる。 73% 86%
対象: 女性

インドの人のほとんどは、家事や子育ては男女で分担すべきだと考えています。

以下の記述に当てはまる人の割合
男女ともに子育てを分担すべきだ。 インド APAC
女性 88% 86%
男性 83% 80%
男女ともに家事を分担すべきだ。 インド APAC
女性 90% 85%
男性 85% 78%
対象: 全員

しかし、ほとんどの女性がこうした仕事の主な責任を担っています。

子育てを主に担っているのは誰ですか?
自分 パートナー/配偶者 自分とパートナーで分担 家族 ヘルパー
女性 83% 8% 7% 2% 0%
男性 23% 51% 13% 9% 3%
対象: 子持ちの既婚者
家事を主に担っている人は誰ですか?
自分 パートナー/配偶者 自分とパートナーで分担 家族 ヘルパー
女性 89% 5% 2% 3% 0%
男性 20% 52% 4% 21% 2%
対象: 既婚者

学習

インドのほとんどの人はインターネットが気軽なスキルの学習からフォーマルなコース受講まで、学習には適したツールだと考えています。

以下の記述に当てはまる人の割合
インターネットは料理のレシピのような気軽なものを学ぶのに最適な場所だ。 インド APAC
女性 73% 70%
男性 68% 64%
インターネットはコース受講のようなフォーマルな勉強をするのに最適な場所だ。 インド APAC
女性 73% 57%
男性 72% 57%

自営を考えているインドの女性はオンライン学習に高い意欲を示しています。

オンライン学習を考えている人の割合
  • 女性:38%
  • 男性:42%
  • 自営を考えている女性:51%

インドの人がオンライン学習をしたい理由は特に男性の場合、他人に認められたいからのようです。

オンライン学習に期待する成果は何ですか?
女性 男性
他人に認められたい 40% 49%
実用的なスキル 40% 42%
経済的状況改善の機会 36% 38%
オンライン学習に興味のあるインターネット利用者

Womenwill では、男女格差の問題に取り組むため、テクノロジーの普及を後押しし世界中にコミュニティを広げています。

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